神奈川県と静岡県の県境にある足柄峠は、奈良・平安の時代には東国と西国を結ぶ交通の要所であり、歴史的名所が数多くあります。
峠のパーキングに車を停めると、まずその脇に笛の調べの石碑があります。

新羅三郎義光は豊原時元から極意を授かった笛の名手でした。
彼が、奥州の乱に出兵した兄;八幡太郎義家を助けるため足柄峠にさしかかった際に、自らの死を意識して時元の息子;時秋に、笛の秘曲を伝授して彼を今日に返したと伝えられています。
これにちなみ毎年9月の第二日曜日には神奈川県南足柄市(相模の国)と静岡県小山町(駿河の国)との合同で足柄峠笛まつりが開催されます。

ここでは領地争奪綱引き合戦が行われ、勝者は次の祭りまで足柄峠広場を領地とすることになっています。
広場からは美しい富士山が!
気持ち良い芝生が広がり、ドウダンツツジに囲まれています。
5月はドウダンツツジの白い小さな花が可愛い季節です。

