洒水の滝を訪れる際には、最勝寺も訪ねてみましょう。

丹沢を守護する東寺真言宗の東光院。その別院が「丹沢山別院最勝寺」です。
鎌倉時代の名僧文覚上人はこの近くの洒水の滝で100日の荒行を行いました。
東光院は文覚上人をしのんで昭和56年に竹林を切り開いて、別院の最勝寺を開山しました。
境内には、常実坊という文覚上人ゆかりの洒水の滝を祀っている寺院もあります。
文覚上人は、源頼朝が平氏や奥州藤原氏を討滅し権力を掌握していく過程で、頼朝や後白河法皇の庇護を受けて、
神護寺、東寺、高野山大塔、東大寺、江の島弁財天など、各地の寺院を勧請し、所領を回復したり建物を修復しました。
日本の滝百選にも選ばれている『洒水の滝』は最勝寺の境内にあります。
